生き抜く力――サバイブ編

2013.08.28 06:40|考えたこと

以前、雑誌『FRaU』に載っていた平野啓一郎さんと本谷有希子さんの対談について書きましたが……川上未映子さんと穂村弘さんの対談も、とても心に響きました。先に余談なのですが……実は川上さんには、なんだか苦手意識を持っていて、自分でも何故だかわからなかったんですがよく見ていたら、ちょっと知人に似ていることに気付きました。でも、その知人のことが苦手なわけではなくて、...
生き抜く力――ダイオウイカ編

……続きです。



ダイオウイカの件の後の、

今の世の中って世界の奥行きとか広さとか、とてつもなさを捨てて、チューニングを細かく細かく社会に合わせることを求められるでしょ?

という穂村さんの言葉から、
自分も、そこで苦しんだり悩んだりしているな~と思い当たりました。

チューニングについては、川上さんも“そんなに得意じゃない”と仰っていたけど
私はきっと、その何倍も苦手だろうと思う。

だからこそ“女子力みたいな一般的なツールを身につけてサバイブしていく方法”じゃなくて、
“言葉を手に入れて世界を理解していく方法”だ、と。

前者もある程度やっておかないと不安になっちゃう自分がいるけど
でも、その方法にはうんざりしていると思う。

……だから、最近の私はファッション誌をあまり買わなくなって、
カルチャー系に移行しつつあるんだな~とも思います。



“女子力みたいな一般的なツールを身につけてサバイブしていく方法”じゃなくて、
“言葉を手に入れて世界を理解していく方法”。

“巧くチューニングしていく”んじゃなくて、
“自分の世界を広げていく”。



さらに、川上さんの、

本を読んでいる時間は一瞬かもしれないけど、自分を解放してもくれるし、強くもしてくれるんだって伝えたい

という言葉からは、
読書をすることの確かな意味を、教えてもらえた気がしました。

忙しくて、でも本を読みたくて、っていうときに
私は現実逃避したいだけなのかな、と思ったことがあって……

でも、そうじゃなくて、現実と向き合うための読書なんだって思えたことが
私にとっては、すごく意味のあることでした。



そして、穂村さんの、
“今回のラインナップはその本気度がすごく伝わると思うよ”
というコメントを見て、更に期待が高まり、
川上さんおすすめの本を、是非読んでみたい!と思ったわけです。



自分の人生で、結婚や出産みたいなイベント的な物事の決断だけに可能性を見てしまうと絶対しんどくなる。今回挙げた本の主人公たちは、そのイベントすら見てない人たちなんですよ。世間でイベントとされるものに捉われないのは、やっぱり強さじゃないですか。そういったものから自由だっていうところからスタートしてる。それが穂村さんの言うダイオウイカ性だと思うんですよ。


決して“イベント的な物事”を遂行している人を否定するわけじゃない。
むしろ、私自身は、そういう人こそ強いと考えているけど……

“イベントとされるものに捉われないのは、やっぱり強さ”
という川上さんの言葉には、とても勇気付けられました。

……私が“イベントすら見てない人”になりかけているので。

ただ、そうすると私も“ダイオウイカ”なのか?と複雑な気持ちにもなり……
けれど、そこは、

みんなコンプレックスとか、嫉妬とか、自分でも飼い慣らせないダイオウイカみたいな部分を持ってると思うの。その、あなたが誰にも言ってないダイオウイカみたいな部分に今回選んだ本はきっと効くはず、って言いたいな。

という締めの言葉で、スッキリ解消です。





……引用が多くなってしまいましたが
まとめたかったこと・残しておきたかったことは網羅できた気がします。
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生き抜く力を身につける

一昨日・昨日の二日間、雑誌に掲載されていた対談の内容をまとめて、 私なりの解釈というか、自分の考えたことを書き残してきました。 以前、雑誌『FRaU』に載っていた平野啓一郎
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